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〜正しい転職活動の方法を伝授〜求人情報の制作マンが語る、求人原稿はここを見ろ!Part3

どの会社も同じに見えてしまい、会社選びでもう疲労困憊。本当に転職なんてできるの?なんてお嘆きのあなた。もっと効率的な方法があるのをご存知ですか?できる人は知っている、うまい会社選びで、正しい転職活動を

「給与がいいけど、福利厚生がなあ…」「福利厚生が充実しているけど、雰囲気がよくないなぁ…」「雰囲気はいいけど、給与がよくないんだよなぁ…」。などなど、選んでいるうちにどんどんどつぼにはまってしまい、いったいどの会社がいいか全然わからない。そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。それは、あなたが正しく求人広告を読めていないのが原因かもしれません。「求人情報には、一定の法則があります!」。そう語るのは、某転職サイトにて求人広告を作っている制作担当者。各項目には特性や傾向があり、書かれている内容をうまく読み解くことが何より大切なのだとか。前回は仕事内容についてお教えしまたが、今回は『データと記事』についてご紹介致します。

データや記事にも、情報は潜んでいます。

 

「応募資格や給与、待遇などのデータ系の情報と転職者インタビューや、第三者によって書かれた記事など、さまざまな項目があることは皆さんもご存知だと思います。でも、ついつい項目だけ見てしまうと思いますが、この項目にも特徴が隠れているんです」(制作担当)

企業のカラーや入社後の働き方、企業の社会的ポジションやプロの視点から見た魅力など、その情報は実にさまざま。だからこそ、このデータや記事では正しい視点で見極めることが重要なのです。

どんな項目があるのか。まずは整理してみよう。

では実際にどんな項目があるのか整理してみよう。求人広告を掲載する際に、法律で必ず記載しなければならないと項目のほかにも、転職サイトによって項目は多種多様。ここでは比較的多くのサイトで見られる項目を中心に、見るべきところに絞って整理してみた。

「絶対に記載されている項目」←実は法律で決められていたりします。
◎応募資格 ◎給与
◎勤務地/勤務時間/休日休暇/待遇・福利厚生

「比較的多くのサイトで見られる項目」
◎社員インタビュー記事 ◎制作担当から見た会社に対するコメント
※この他にもたくさん項目があるが、きりがないので割愛させていただきます。

こういった細かい項目にも魂を込めて求人広告を制作しているというK氏は次にように話す。

K氏/応募資格、給与、勤務地などは必ず目を通すとして、その他の項目を読み飛ばす方も多いと聞きます。確かに気に入った会社でもない限り、時間をかけてみるのは面倒なことなのかもしれません。しかし、あえて言わせていただきます。もったいない!制作する立場からしてみれば、その項目に関する魅力情報やプチ情報を載せているケースも少なくありません。というか僕がそうなのですが、ぜひユーザーの方々にもそのことを頭に置いて求人広告を見ていただきたいですね。

なにも全てを隈無く見る必要はないとK氏は続ける。必要な情報をしかるべきところから効率よくゲットすることが失敗のない転職の秘訣なのだとか。では次に上記の項目の読み方とどんな情報が眠っているのかを見ていこう。

眠っている情報の数々

基本がわかったところで、次は1つ1つの項目の読み方と情報をゲットするコツを知ろう。これには求人広告制作ベテランのE氏に協力していただいた。

『応募資格』
言わずとしれた項目のため、そう多くの説明はいらないだろう。E氏は話す。

E氏/応募資格欄には学歴不問であったり、○○経験1年以上、○○に関する知識など、その会社に入るための「最低条件」を書くんです。この「最低条件」というのがミソで、まずはそのハードルをクリアしていなければなりません。スキルの高い人材に入ってもらいたいと思うのは会社として当然です。しかし、中には人物重視で採用を行う会社もあります。その見分け方として1つお教えしましょう。もちろん全てにおいて正しいわけではありませんが、スキルの高い人材を求めている企業の場合、○○経験という言葉の後に○年以上というより限定された応募資格が記載されるケースが多いです。逆に人物重視は○年以上と書かれていなかったり、わかりやすいところでいえば第二新卒歓迎、未経験歓迎と記載されています。

また、「以下のスキル・経験をお持ちの方歓迎」という記載を目にしたことはないだろうか。この部分に関してもE氏は話したいことがあるという。

 

E氏/以前僕がいる会社で、転職サイトの会員に対してアンケートを行ったことがあって、そこで明らかになったのは「○○経験のある方歓迎」「○○スキルのある方、尚可」という表記が必要条件だと思って応募をためらうという人が結構いたんです。しかしそれは間違い。あくまで歓迎スキルであって、会社としてもそこまでは望んでいない場合が多いです。来たら嬉しいな程度ですね。

自分自身が会社に応募できるのかどうかはもちろん、どんな採用スタイルなのかまで見ることのできる応募資格欄は情報の宝庫。ぜひ効率よく情報をゲットしてほしい。

『給与』
ここも言わずもがなの感がある項目の1つ。転職は就職活動と違って目の前の生活がかかってくる。給与を重視する方は、ぜひこの項目の読み方を知ってほしい。

E氏/給与を見るときは1社だけ、もしくは数社だけで判断するのは止めましょう。まずは自分のいる業界の、同年齢の平均年収がどのくらいなのかを知り、少しでも高い会社を探す意識を持つのがコツではないでしょうか。もちろん意識の高い制作担当であれば、その会社の給与が高いと判断した場合、アピールしているはずなので求人広告を読めばわかることもありあります。下記のURLは僕が求人広告を書く際に参考にしているサイトです。ぜひ皆さんもご覧になってください。

「年収研究所」http://nenshu-labo.jp/
「年収ラボ」http://nensyu-labo.com/2nd_kigyou.htm

E氏/他に書かれている情報として「残業代」や「賞与」など、お得な情報も書かれていたりするので流し読みして見逃さないようにしてくださいね。給与が低い企業の場合、待遇や福利厚生などが手厚い場合もあるので他の項目と連動してチェックすることも肝心です。

『勤務地/勤務時間/休日休暇/待遇・福利厚生』
この4つの項目も欠かせない情報の1つ。多くの情報が詰め込まれているケースは少ないが、その中でもどんな情報がゲットできるかE氏に聞いた。

E氏/勤務地に関していえば「働くオフィスの周辺環境」ですね。ランチに行く際にお店が多いのかどうか、静かな環境で働けるのかどうかなど、ちょっとしたプチ情報が書かれていたりします。勤務時間は「残業時間」の一言に尽きます。エンジニアの方にとって残業は切っても切り離せないもの。20時間以内であれば確実にアピールしているはずなので要チェックです。休日休暇や待遇・福利厚生は「聞き慣れない名前の制度」を見てください。それはその会社独自で用意している制度です。その情報が転職を左右するわけではないかもしれませんがプチ情報として知ってください。あとは手当や賞与、住宅補助など、嬉しい特典がしれっと書かれているので注意が必要です。

『社員または社長インタビュー記事』
社員や社長がインタビュー写真とともに語っている求人広告を見たことがある方も少なくないでしょう。ここではどんな情報が詰め込まれているのだろうか。

E氏/インタビュー記事に書かれていることは多岐に亘っていて一言では言い表せません。しかし、1つ言えることは「応募動機の参考になるということ」。どんな人がどんな想いで入社し、実際にどんな仕事をしているのか。社長や取締役クラスの人間であれば、どんな想いで会社を運営し、どんなマインドを持った方に来てほしいのか。ユーザーの方々が応募し、面接へと望む際の参考にぜひ読んでおいてほしい項目です。また、固い文章なのか、そうではないのかで会社の雰囲気を知ることのできる部分でもあるのでぜひチェックしてほしいと思います。

『制作担当から見た会社に対するコメント』
これはある転職サイトと無い転職サイトにはっきりと分かれる項目。第三者の視点からその会社の魅力について書かれているので、上手く情報を読み取ってほしい。

E氏/この項目に関していえば大きく2パターンに分かれます。1つは、その会社の総括的な要素。端的に「ココとココとココが会社の魅力なので、○○な人は応募してみてはどうだろう」という書き方をしています。このパターンの場合、求人広告を振り返る際に利用できるのでチェックしてください。2つ目は、プチ情報的要素。TOP(メイン)記事や仕事内容などで記載されなかった、少し変わった会社の特徴が書かれているケースです。例えば人事がどんな人柄だったのか、オフィスにどんな面白いものが置かれていたのかなど、会社の雰囲気を知る重要な手がかりになったりもします。

正しい転職活動をするために……

いかがだったでしょうか。今までデータとしてしか読んでいた項目が、新たな視点で読むことで企業の色がとても表れた項目へと変化してきたのではないでしょうか。たくさん書かれている企業ほど、採用に積極的で応募をしてほしいという思いがあったり、逆に必要最低限のことをしっかりと明記している企業は、無駄がなく、スマートな企業風土のためメリハリのあるワークスタイルを送れることも。「項目の中にあるたった一行が、何十行と書かれた情報と同じ意味をなす」。それがデータや記事の情報なのです。

求人広告を正しく読み解き、転職活動を成功させよう!

 

これまで求人広告を読み解くシリーズを展開してきましたが、いかがだったでしょうか。TOP(メイン)記事、仕事内容、データ、記事……。今までなんとな く読んでいた部分が、とても明確な役割を持っていることがわかってきたのではないでしょうか。ユーザーがどれくらい見ているのか、どのくらい情報が載せら れるスペースなのかなど、制作者によってさまざまなカラーで彩られていく求人広告。全編を通して共通しているのは、やはりユーザー自身が制作担当者の意図 を読み取り、情報を取捨選択することです。「会社規模」「仕事内容」「風土」「データ」など、転職するときに一番重視しているのは何なのかをきちんと整理 し、その重要度によって項目を読み解いていく。これこそが、無駄なく転職活動をするとっておきの方法なのです。最後に、制作者は次のような言葉を残しまし た。

「現在少しずつ、企業は次の時代へ向けて準備を始めています。すなわち、会社の『コア』を担う存在を求めているということ。ひとつ上のエンジニアとして活躍するには、今が動き時かもしれませんよ」

辛い時代だからこそ、ポジティブに次のキャリアを描く準備を始めてみる。そんな選択肢があってもいいのかもしれません。もし動き出す時がきたら、ぜひここで話した方法を試してみてください。きっと正しい転職活動ができることでしょう。

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