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〜正しい転職活動の方法を伝授〜求人情報の制作マンが語る、求人原稿はここを見ろ!

大量の情報が溢れる転職サイト。面接はおろか、自分に合った企業を選び出すことさえ一苦労……。だからこそ、ポイントをおさえて正しく原稿を読み解くことが大切。ムダな時間を徹底的に排除して、正しい転職活動を!

オープン系、汎用機系、ネットワーク系……。自分がなりたい職種名をクリックすると、続いて現れる大量の会社情報。やっとの思いで選び抜いてクリックしても、仕事内容、応募資格、給与と、確認事項はどんどん出てきます。こんなんじゃ、会社選びをしてるだけでお腹いっぱいだよ!と、お嘆きのあなたにこそ聞いて頂きたい情報があります。「求人情報にはいくつかの法則があるのです!」と語るのは、某転職サイトにて求人広告を作っている制作担当者。項目によって特徴や傾向があり、書かれている内容にもポイントがあるのだとか。今回は3シリーズにわたり、そのいくつかをご紹介していきます!

TOP(メイン)の記事は、「企業の顔」?

「クリック後、最初に現れる部分を私たちは通称『TOP記事』や『メイン記事』と呼んでいます。ここは言わば、『企業の顔』。多くの企業の情報が並ぶなかで、いかに目をとめ、クリックさせ、さらには読み進めてもらうために様々な表現方法を考えています」(制作担当)

まさに、企業の魅力(差別化ポイント)がぎゅっと詰まっている部分。それがTOP記事の特徴です。「この会社って、要は何が面白いの?何が良いの?どんなところなの?」そんな疑問で悶々とした時こそ見る!これがTOP記事を見るときの鉄則なのだ。

今の世の中、求人広告の制作に携わる人間は数多く存在している。その誰もが自分自身が制作した原稿で転職してほしいと願い、様々な工夫を凝らしているが、そのパターンはいくつかに分類されるという。では次に、実際にどのような原稿があるのか見てみよう。

パターン①「社員や社長が会社を語る」

 

数多ある求人広告の中で最も多く見られるパターンの1つがこれ。社員や社長のスタンスで会社を語ることによって、会社の事業内容から社風、職場の雰囲気まで伝えられるため、会社の全体像を掴む上で役立つ内容が書かれているのだとか。とある求人広告制作会社で数年にわたり、広告制作を続けてきたN氏は次のように語る。

N氏/転職サイトを見たことがある方であれば、一度は出会ったことのあるパターンだと思いますよ。それだけ数多くの制作担当が作る「王道」的な原稿と言えるでしょう。ユーザーの方にとって転職先にどんな社員が働いているかは気になるところ。このパターンには、職場の雰囲気をイメージさせる狙いや、目指せるキャリア像を伝えるといった狙いがあります。また、社長の方に登場していただいている場合は、その人柄から会社全体の雰囲気や社風が掴めるので要チェックですね。

とはいえ、多すぎと感じる方も少なくないだろう。N氏も、あまりに多すぎて差別化が図れなくなっている可能性があると語る。

N氏/正直多すぎますよね(笑)。一番満遍なく会社のことを語っているので、非常にわかりやすいパターンではあります。ですが、それは裏を返せば無難な原稿であって、上手くまとめただけで終わってしまっているものもあるので注意が必要です。

パターン②「会社のメリットが箇条書き」

 

続いて、これも多く見られるパターンの1つ、「メリットの箇条書き」。TOP(メイン)の画像にもその会社のメリット(残業代100%支給!、製品シェア国内トップクラス!、キャリアパスが充実!、…etc)が書かれるなど、ユーザーの方にとって、多くの情報を素早く得られる作りになっているのだとか。引き続きN氏に話を伺った。

N氏/確かにメリットを箇条書き、または項目を分けて会社を紹介するパターンは僕もよく使う手です(笑)。これは、その会社がユーザーにとってのメリットを多く持っている場合、とにかく早く伝えてしまいたいという制作担当の意図が込められています。こういった原稿は、会社の特徴がTOP(メイン)記事内に詰まっているので、素早く知るという点では便利だと思いますよ。

確かに初めから会社のメリットを伝えられるだけ伝え、他社との差別化を図るという狙いは合理的である。ではどんなことに注意すべきなのか。

N氏/メリットだけでは会社の特徴は全て表せないんです。箇条書きは、言い換えれば浅く広く情報を伝えているということ。そのメリットの根拠となるような情報や会社の雰囲気など、TOP(メイン)記事以外の部分から読み解く必要があります。

パターン③「企画性が高く、見ていて面白いと思える」

 

このパターンはとにかく目立つという特徴がある。ユーザーにとって気になる項目は仕事内容と給与などの待遇であることは間違いない。その前提のもと、なんとか手を止めて、その会社の求人広告を見てもらおうと制作担当は工夫を凝らしているのだとか。企画性の高い原稿の場合、会社の一番の特徴を伝えているケースが多いので、ぜひチェックしてみよう。求人広告制作ベテランのK氏は語る。

K氏/企画性の高い原稿は、制作担当のクリエイティビティが最も活かされるもの。まず見て、「面白い!」と思わせることが一番の狙いなんです。こういった原稿は一見バカっぽく見えるものもあり、会社側が嫌がるケースも少なくありません。そのため、企画性の高い原稿を採用している会社は、比較的自由度の高い会社か人事が採用に積極的である場合が多いですね。

制作担当の方々も、なにもTOP(メイン)記事の企画が転職の決め手になるとは考えていないという。まず興味を持たせ、その他の項目内で会社の特徴を語るため、原稿を隈無く見ることが大事だとK氏は続ける。

K氏/世の中に数ある会社の中には、似たようなところもあります。その中で、いかに手を止めさせるかを制作担当は考えているため、面白いからといって転職を考えず(そんな方はいないと思いますが)、よく読み込んであなたにぴったりの会社なのか判断することが大切です。

パターン③「エントランスの写真。なんか格式高そう」

 

あまり数は多くないが、大手のSIerやコンサルティングファームで多く見られるパターンがこれ。格式高いエントランスを用いて、スマートな会社のイメージを伝えているのだとか。K氏は次のように語る。

K氏/比較的有名な会社は、エントランスの写真を用いて格式高く見せるケースが多々あるのは事実です。会社名自体が広く知られているため、詳しく説明したり、アピールする必要がないんです。しかし、注意も必要です。他の会社であっても、同じようにエントランスの写真を用いてスマートに見せる工夫もできるので、見た目に騙されないようにしてください。

正しい転職活動をするために……

いかがだったでしょうか。今まで何気なく見ていた求人広告も、このようにカテゴライズするだけで、ぎゅっとわかりやすくなったはず!しかし、ここでご紹介した内容は、ほんの一例にしかすぎません。企業は人間と同じ。企業の数だけ、個性は存在するのです。全く同じ企業など二つと存在しない。そう言い切っても過言ではないでしょう。さらに、より個性を出すために、制作担当者の鋭い視点と緻密な設計、そして柔軟なアイデアによって彩られた企業情報。大切なのは、ユーザー自身が制作担当者の意図を読み取り、情報を取捨選択することです。求めている環境や仕事内容を身体に落とし込み、しっかりと見極めて読み進め、正しい転職活動に役立ててください。

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