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オモコロ編集長が語る「Webクリエイターの頭の中」 第5回「ゲーム正月を過ごして得たもの」

今年の正月は全く仕事をせずに、ぐーたらとゲーム正月を過ごしたのですが、それはそれで結構得るものがあったりしました。たまには気分転換も必要ですね。

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「『エンジニアLive』なのにエンジニアじゃない奴が混ざって書いている。」

そろそろ、そういう声が聞こえてきそうな気がする2009年。
皆様、明けましておめでとうございます。シモダです。

年末年始、皆様は暖かいコタツにずっぽり首まで入って紅白歌合戦などを見たり、美味しいお餅を食べたりして過ごされたのでしょうか。僕は、『ハマりすぎて仕事ができなくなるから決して手を出してはならない」と噂されていた『モンスターハンターポータブル2G』(以下、モンハン)なる面白ゲームに、手を出してはいけないのをわかりつつ手を出してしまい、現在、友人に「ハマりすぎて仕事ができなくなるから決して手を出してはならない」と注意をしたりしています。

 

 そんなわけで、久しぶりにゆっくりと「ゲーム正月」を過ごした僕ですが、いくつか思ったことがあったのでここで書かせていただこうかなと思います。ですが、「モンハン」ブームが随分前から始まっていたものに触れて感じたことなので、「今さら何を言っているんだ」「古い」というようなことを書くと思います。たぶん検索とかで探せばもっといい感じのことを書いている人も多いと思うので、「Google」とかで「シモダよりもマシなことを書いてる人 モンハン」と検索していただければと思います。暇な方は、原始人が初めて文字を書いたらしいから読んでやろう、その程度の期待値で見ていただければ幸いです。 

■勇者のレベルを上げても、自分のレベルは上がらない? 

 お笑い芸人が数名が出演し、みんなでワイワイ楽しくモンハンをプレイしているテレビのCM。
「プレイ時間1000時間以上」なんてテロップが表示され、僕はそれを見て「時間がもったいなくないのか」なんて思うておりました。これは、昔、友人が何気なしに言った「ドラクエでレベルが上がっても、自分のレベルは上がらないんだよなあ」という言葉がトラウマになって、それ以来、純粋にゲームが楽しめなくなってしまったのです。

そんなこんなで、僕は、時間がかかりそうなゲームには手を出さないようにひっそりと生きていたのですが、最近になって自分の周りでモンハンをやる人が大量に増え始め、飲み会の席でもPSPとモンハンを持っている者同士が集まり「狩りしようぜ!」と楽しそうに通信共同プレイを始めるようになったのです。「時間ばかり無駄にするゲームを大人になってからハマるなんてバカバカしい!」と本当に呆れ、ゲームに夢中になる友人を哀れに思ったものです。

翌日、PSPとモンハンを購入した僕は、「必ず一流のモンスターハンターになってやるぞ!」という強い意思を秘めた瞳をして電源をONにしました。瞳孔は開きっぱなしです。

モンハンは、モンスターを倒し、そのモンスターの死体から角とか尻尾を剥ぎ取り、それを素材として強い武器や防具などを作っていく狩猟ゲームです。

ゲームをやってみますと「まあ 面白くなくはないけど、コツコツ素材を集める地味なゲームだな」というのが第一印象でした。僕のゲーム技量が乏しいのもあって、大きい恐竜みたいなモンスターが出てくるとどんなに頑張っても倒せないのです。

正直なところ「これはハマらんなあ。早く強くなりたいけど、素材集めが面倒くさい」とやめモードに入りかけていました。とりあえずキリのいいところまでやって購入価格の4倍くらいで後輩に売却することも視野に入れ始めておりました。 

■武器作り手伝ってやるよ

 

 そんなとき、モンハン総プレイ時間400時間以上を豪語する友人がうちに遊びにきまして、共同通信プレイというものに初めて触れました。簡単に言うと、友達と一緒にモンスターを狩りに行けるのです。

未熟なプレイで強いモンスターに返り討ちに合いまくっていた僕のゲームキャラクターは、武器や防具を強くすることもできず、お母さんに買ってきてもらった服のような貧相な鎧を身に纏っていたのですが、そんな僕の前にプレイ時間400時間以上の友人は、武器や防具からトゲトゲとかが生えてる強そうな鎧でババーンとカッコよく現れました。本人は僕の部屋でブリーフ一丁の姿なのに。

「楽して強くなりたい」という横着な僕は、「その武器をくれよ!」とすぐさま友人に頼んでみましたが、「ヤフオクで武器の売買」などがされているパソコンのオンラインゲームとは違い、モンハンはゲームのルール上、武器や防具を人からもらうことはできないようなのです。さらにアイテムに関してもレベルが5段階設定されており、レベル3の物までしか受け渡しができないのです。 回復薬など比較的簡単に手に入るものはレベル3までとなっており、それ以上の武器や防具の素材になるようなアイテムは受け渡しができないレベル4以上。 嗚呼…不便。もっと楽して効率よく強い武器が欲しい!

しかし、絶望に打ちひしがれている僕に友人は言いました。

「武器作り手伝ってやるよ」
僕が一人では絶対に倒せなかったモンスターを一緒に狩りに行ってくれるというのです。
会社から帰宅するときに利用する電車を各駅停車にしてまで時間を作りモンハンをした友人がカッコよくそう言うのです。ブリーフ一丁で。

「なんか間違ってるけど、心強い!」
僕は嬉々として、友人はボランティア精神に目を輝かせながら共に狩りに出かけました。そして、僕がどうしても勝てなかったモンスターに余裕で立ち回り、あっという間に倒してみせる友人。倒したモンスターから武器や防具の素材になる鱗や爪などを剥ぎ取り、僕の装備はあっという間にシビレるくらいカッコよくて強いものになったのです。

「ありがとう!」
僕は心からの感謝の気持ちをブリーフの友人に伝えました。 

■あえて効率悪くすることで

   

そろそろまとめ始めないとCAPCOMの回し者だと思われる恐れがあるのでまとめていきますが、今回、ゲーム正月を過ごして僕が感じたことは、『コミュニケーションは、あえて効率悪くすることで良くなることもある』ということでした。

   

強い武器や防具をそのままホイホイと友人に渡せるシステムではなく、自分のために友達が一緒に頑張ってくれている姿が見れるシステム。

出てくる言葉も、「簡単なありがとう」ではなく「心のこもったありがとう」になりました。
あえて、制限を設け、効率を悪くすることで生まれるコミュニケーションのおかげで、僕の「ありがとう」は、鼻クソをほじりながら言っていたものから紋付き袴で両手をついてのお礼に変わりました。

自分のために苦労して動いてくれること。自分のために人が時間を使ってくれること。
そして嬉しくなって出てくる本当の「ありがとう」は、いろいろな物が効率の良いシステムで円滑に進むことになれていた僕に新鮮な衝撃を与えてくれました。

コミュニケーションのサービスは、便利なだけではなく、わざと少し不便な要素を入れることで人間の温度が感じられるものほど感動する。そして、そういう部活っぽいものが今、求められるようになってきたのかもな、と思いました。 

正直、無理やり良いことを書こうとしました。 モンハンの話がしたかっただけなんです。 

隣の席の人に見せたら「浅い。」と言われました。 人を見る目がある。 それでは、また来月。

筆者プロフィール

シモダテツヤ

「オモコロ」という残念なお笑いポータルで編集長をしております。鹿と大仏の街 京都で生まれ育ちました。 ヤドクカエルの体内に含まれる毒をインディアンに売る仕事を担当しており、仲間からの信頼度は常に0をキープしてます。右手がドリル、左手もドリルに改造されているのでタイピングが凄く不便です。 好きなイカは大王イカです。

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