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エンジニアも無縁ではいられない「経営学の基本」がすべてわかるイチ押し本!

一見、エンジニアには縁のない「経営学」。でも実は、日々の生活や仕事において知っておくととても便利な知識なのだ。あえて他の人がなかなか手を出さないからこそ、あえて「経営感覚」を自分の強みにしてはいかが?

簡単に『「経営学の基本」がすべてわかる本』をご紹介

「経営学の基本」がすべてわかる本
秀和システム (2009/01)
土方千代子・椎野裕美子 著

  IT業界資格の実態を連載している土方千代子です。この度、秀和システム から「経営学の基本」がすべてわかる本』を1月に出版しました。エンジニアの方にも"経営学"に興味を持って欲しいと思い、簡単ではありますが、本書の紹介をさせて頂きたいと思います。 

 「えー、経営学なんて興味ないよ、関係ないし!」
皆さんは嫌でも企業やビジネスに関わっていますよ。勤務されている企業や取引しているお客様、日常に利用しているコンビニやレスト ラン、通勤電車・・・・・・全て、企業(組織)がビジネス活動(経営)をおこなっているんですよ。そこには、経営学の知識やノウハウがいかされているんです。

 資格者インタビューでも、エンジニアにビジネス視点が必要だという意見がありました。読んでいただいてますか(笑)。 

 でも、経営学って学問ですから、難しいと感じている人も多いですよね。

 経営学に関連する本は、世の中に数多く出版されており、いつでも手にとってみることができます。しかし、それらの本の多くは、経営学になじみない人にはとても難解な内容と感じるかもしれません。そういう私も、経営学(経営)の知識を勉強しようとした頃は、それらの本を数冊では理解できず、山ほどの本を購入しました。しかし現在、購入した本を眺めてみると、よく読んだ本は一部のみで、その他の本は新品同様に綺麗な状態を保っています(笑)・・・・つまり、ほとんどの本が役に立たなかったんです。 

 「じゃあ、どうやって勉強したの?」
初めから理解出来ていたわけではありません。仕事を通して、お客様のビジネスに関わり、お客様の業界、経営やビジネスに興味を持ち勉強しました。さらに、様々な経営者、組織に関わることで、生の経営に触れ、そこから経営を深く理解し、経営学のエッセンスを取捨選択してきたのです。

 経営学の本って、ちょっと流し読みするようには出来ていないですよね。最近、経営学の入門書が多く出ているのは、今の経営学の本が難しいからでしょう。でも、入門書は読みやすいけれど、「ふーん」で終わってしまう。

 そこで本書は、流し読みも出来る読みやすさと、経営学のポイントを抑えられるようにと工夫ました。それが、”始めから最後までを、先生と生徒のやりと りという会話文”で通し、その会話の内容に学問の解説ではなく経験談や例や基本的な用語を解説入れ、少しでも読みやすく、わかりやすくたんです。 

 「読むだけでは、理解したかどうかわからないから、読む気はおこらない!」、
そうおっしゃる方、大丈夫です。各項の最後に「まとめと演習」が入っていますので、そこでその項の内容を理解したかを確認できますよ。

エンジニアの仕事でもいかせる経営学 

製品を製造して販売する企業の内部は、
各組織がモノと情報の密接なやりとりが行われている

 経営学と皆さんのお仕事の関連をみてみましょうか。  

 SEであれば、”販売管理システム”や、”生産システム”や、”全社システム(ERPパッケージ等)”等に関わったことありますよね。これらのシステムて、その企業が目的を達成する(製品を製造して販売するなど)ために、その企業のビジネスの一部をシステムで代替しているって理解していましたか。左記の図をみてください。お 客様からの注文を受け、企業内組織がモノや情報によって連携し、お客様へ製品を納品しています。各システムはその業務を効率的に行うための支援であり、そのシステムを使ってビジネスが遂行されているんですよ。

 システム運用時であれば、もっと明確です。2008年12月末にJR東日本のシステムが停止し、大勢の帰省客の足止めになったこと、同じ年にのANAがシステム障害によって、多くの欠航、遅延が起 きたことは、記憶に新しいですよね。これって、システムが止まって、企業のビジネスが出来なくなっちゃったってことなんですよ。 

 つまりシステムは、企業のビジネスに大きな影響を与えているってこと!自分の仕事は、どのようなビジネスのどの部分を担っているのかって考えると面白いですよね。経営を理解すると、そこがわかるようになるんです。お客様のビジネスを理解するとお客様の曖昧な要求に対して、”あー、要求されているのはこういうことね”ってわかって、「それは、こういうことですよね、じゃあ、こういうことで如何ですか」って逆に提案出来ちゃうかもしれませんよ。それが出来れば、よく”SEは言ったことしかやってくれない”って不満が出ますがそれからの脱却ができちゃうってことですよね。

  さらに、経営学を知っておくと中小企業診断士の資格の時にも役立ちます。でも、中小企業診断士だと少しハードルが高いですね。それなら、経営学検定っていうのもありますから、試しに受験してみるのも手ですよ。

  でも、経営学は、一度勉強すればそれで、おしまいではありません(そこが面白いのですが)。大学で学ぶ企業の事例やケーススタディは、外部環境や時期が変われば、違った結果になるかもしれません。また、成功事例をそのまま真似ても成功する・・・なんてことはありません。日々報道されている様々なニュースをみれば、企業のビジネスはの成功も失敗もありますよね。 

 エンジニアの皆さん、100年 に1度の経済危機を生き残るために、経営の知識を身につけ、ビジネスの視点を持ちましょう。そうすれば、勤務先はどういう状態なのか、これからの会社のビジネスはどうなっていくのか、各企業がどう動くか、自分自身にどのような影響があるの か・・・といったことを客観的に知ることができますよ。
そうやって、仕事や自身のキャリアや今後について、市場からみた自分自身はどうなのか、自分のキャリアをどうしていけば売れるのかなどについて、早いうちに考えるてみてはいかがでしょうか。

筆者プロフィール

土方千代子

独立系ソフトウェア会社およびコンサルティング会社にて、システム開発を経験後、IT化戦略立案、IT分析・評価、および、業務改革・改善などのコンサルティング活動や各種研修講師として従事。独立後は、経営戦略~IT導入までの各種コンサルティングや、企業を支える人の支援を積極的に行っている。

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