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破天荒エンジニアキャリアのススメ 第5回「対談!生粋のエンジニアvs未経験からの転向エンジニア」 ~愛だろ、愛っ!(照)~

今回の対談相手、Sさんは前職で宝飾品の販売員としてキャリアを積んだ後でエンジニアへ転向された経歴の方です。そんなSさんと、生粋のエンジニア、ブンタとのガチトークの行方や如何に!?w

こんにちは! ブンタです。

僕は物心ついた頃から機械いじり(後にコンピュータいじりに転向^^)が大好きで、エンジニアになりたくてなりたくてなったクチなんですが、もともと別の職種に就いていて後からエンジニアに転向した、という方がどんどん増えてきていますね。

そこで、今回はもともと宝飾品の販売員をしていた現役SE、S氏との対談を通じて、『ある程度、社会人経験を積んでからエンジニアに転向した人はエンジニアのどこに惹かれたのか、また転向してみての感想』について迫ります。

エンジニアになりたい、ではなくて『モノづくりがしたかった』が転向の動機でした(S氏

 

――Sさんは現在、金融の大規模プロジェクトでアプリケーションの開発を担当されてますが、もともとは宝石店の販売員だったんですよね。

S氏 はい。大学を卒業して新卒で宝石店に就職し、そこから5年くらい勤めてました。

――なぜエンジニアになろうとしたんですか? そもそも販売の仕事にはどういう動機で就いたんですか?

S氏 自分はモノづくりが好きだ、ってことに、販売員として働いている最中に気づいちゃったんですよ。べつに接客業が嫌になったから逃げ出したというわけではないんです。実際、新卒で就職するときは、「自分の性格は社交的だから、人と接する仕事が向いてるのかな」と思って選びました。販売員としての仕事にも不満はなかったですし、接客業への適性がないわけではないと今も思っています。

――たしかにSさん、営業職でも通りそうなくらい爽やかで話し方も堂々としてますもんね。元・接客業っていうのはすごくわかります。でもなぜ、販売員の仕事をしながら「自分はモノづくりが好きだ」って気づいたんですか?

S氏 宝石店に入社して年数を経るにつれて、販売のほかに店舗運営に関わる事務作業も幅広く任せてもらえるようになったんです。

――ええ。

S氏 そこで、顧客リストを作成してそれを印刷業者に渡してダイレクトメールを発注するというのがありまして。

――はい。

S氏 そのためには、業者が用意したパッケージソフトを会社のPCにインストールして、そのソフトを操作して発注作業を行う必要があったんです。でも、えらく使いにくいソフトでして……。

――わかる! 他人が開発したロクでもないソフトのために自分がイライラして作業効率が上がらないのって、エンジニアとしては一番ストレスが溜まりますよね!!

S氏 そうなんですよ(笑)。当時、自分はプログラミングなんて一生、縁のないシロモノだと思って生きてましたけど、あまりに使いにくいんでブチ切れて、「俺だってこんなのよりはマシなソフト創ったるわー!!」って。

――思いっきり“逆噴射系”のモチベーションですね。ネガティブへの反発を推進力に変えたんだw

S氏 その勢いでいきなりJavaプログラミングの本、買いましたからね。

――買ったの!?

S氏 買いましたよ! もちろん、それでいきなり業務用ソフトを開発できるようになるわけでは全然ないんですけど、とりあえず本に書いてあるとおり、自宅のPCであれこれ「練習問題プログラム」みたいのを入力して覚えようとしたんです、Javaを。

――たいていの人はそこで挫折して、「あぁやっぱり自分には無理だ」ってなりますよね。でも、ならなかった。

S氏 ならなかったw。最初はそれこそ、画面に線や渦巻きを描画するというような、ごくごく基本のプログラムしか組めないんですけど、もうそれだけで感激しちゃって。

――あー、わかる!

S氏 これ、俺が創ったの? 創れちゃったの? 創れちゃうの? って、何度もそのプログラム実行しながら、ジーンときちゃったんですよ。

――それが原体験というか、人がコンピュータを好きになる大きな理由ですよね。

S氏 そうなんですよね、井手さんの連載にも書かれてたことなんですけどエンジニアが仕事に対しての情熱を失いかけてる時に立ち戻るべき原点だと思うんです、今思えば。

――そこからどんどんのめり込んでいった。

S氏 はい。日に日にITを仕事にしたい気持ちが強くなっていって。この時点で自分は20代後半に突入してるわけで、「未経験で転身するなら今なんじゃ?」と思って転職を決意しました。

未経験転職に前向きになれるかどうかは、それまでの成功体験次第

――なるほど。多少のバリエーションはあるにせよ、Sさんみたいに、実際に社会に出て働いてみてようやく自分の嗜好や適性に気づくというのはあるみたいですね。

S氏 ホントそうですよね。いくら学生のときに頭で考えていても、いざ社会で働いてみないと見えてこないことがたくさんあります。あ、そもそも学生のとき頭で考えてるかっていうと、ビミョーなんですがw

――あはは。でも、働いてみてそこで見えてきた自分の適性とか嗜好・興味といったものが、今の自分の就いてる職種ではないと気づくのって、焦りませんか? それが20代後半とか、すでに30代に突入してたりすると余計に。ある程度の社会人経験を経てから未経験職種に転職するのって、プレッシャーですよね。

S氏 うーん、、、プレッシャーがまったく無いってわけじゃないですけど、自分の場合は楽観的だったかな。どうにかなるだろう、みたいな。

――すごいw それって、Sさんが販売員時代のキャリアで成功体験を積み重ねてこられたことと関係あると思いますか?

S氏 なのかなぁ。たしかに販売員としても充実はしてましたね。

――未経験転職でもなんでも、人間が未知の領域に向けてアクションを起こすときに楽観的になれるというのは、それまでの経験で「自分が行うことは成功する」っていう信念を築けてるってことだと思うんですね。

S氏 そう、、、なんですかね。

――そうですよ、たぶんw。だから、エンジニアになりたい! と思った時点での年齢が高いことは、必ずしも不利には働かないと思うんです。少なくとも、30代までだったら全然問題ないし、本気になれば経験年数の高い同年代エンジニアにもキャッチアップできる余地は十分にありますよね。

それよりも問題なのは、「今の仕事はぜんぜん好きじゃないし向いてないから辞める。エンジニアになればきっと活躍できるはずだ」って言う人。それって……(苦笑)。

S氏 それって……(苦笑)。

――あと僕は、エンジニア以外の職種で積んだ経験というのは、エンジニアに転向してからも無駄にはならないと思っているんです。むしろ、うまく使えば強い武器になるw

S氏 ??? どういうことですか?

>>>どういうことか、を次のページで語ります!

筆者プロフィール

井手文太

昭和56年8月22日 鳥取県生まれ。
境港市立第一中学校卒業後、地元の自動車整備工場に就職。社内システムの構築を任されたことを機にシステムエンジニアの道へ。
上京後、いくつかのアルバイトを経て大手IT企業に体当たりでアピールし、内定を獲得。以後、いくつかの企業を経て現在は独立。1人SIerとして主に金融機関のシステム基盤開発に従事している。

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