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航空自衛隊C-1輸送機搭乗ルポ ~大空が舞台。フライングエンジニアとロードマスターのお仕事~

航空自衛隊には、パイロットを補佐する重要な役目を担っているフライトエンジニアとロードマスターが活躍している。実際に第2輸送航空隊第402飛行隊のC-1輸送機に搭乗して、彼らの仕事を密着取材した。

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ミスは許されない…フライトエンジニアの飛行前点検

 本日私とカメラマンが搭乗するC-1輸送機。フライトエンジニアが飛行前点検を念入りに行っている

 9月初旬、入間航空自衛隊基地は昨日の豪雨の影響もあり、空気がじっとりと重く、早朝から汗ばむほどだ。そんな中、熱心に飛行前点検を行っているのは、フライトエンジニア(機上整備員)の下代(しもだい)啓輔2曹。入隊して今年で19年になる36歳のベテランである。「クルーの朝は早いですよ。離陸の1時間半前には基地に着いていなければなりませんから」。つまり今日搭乗するC-1輸送機は8時20分が離陸予定時刻なので、6時50分には基地に着いていなければならないということだ。

 C-1輸送機のエンジンを指さす下代2曹

 

 下代2曹が航空自衛隊に入隊したのは3歳年上の兄の影響が強いという。「小松基地でエンジンの整備士をやっている兄が実家に帰ってくると、『戦闘機の整備は面白いぞ!』って何度も繰り返し言っていました。入隊して希望通り航空機整備員の仕事に就くことができたのですが、配属された先は輸送機しか配備されていない基地。しかし、そこで初めてフライトエンジニアという魅力的な仕事があることを知って、試験を受けました」と笑顔で語る。「フライトエンジニア」つまり「航空整備士」(自衛隊では機上整備員)は、その呼び名の通り空を飛ぶエンジニアのこと。一般隊員の航空機整備員から選抜される狭き門だ。このC-1輸送機においては、機体の整備とパイロットの補佐が主な仕事で、航空機が安全かつ正確に運行するために重要な役割を担っている。

 幼い頃から飛行機に憧れていた田代2曹

ふと周りを見回すと、熱心に機体点検を行っている、もう一人のフライトエンジニア田代茂樹2曹(38歳)の姿が目に入った。「岐阜にある実家が自衛隊の基地の近くだったので、そこでよく飛行機の離発着を見ていました。その航空機に携わりたいという思いから航空自衛隊に入隊しました」と語る彼は、日頃見慣れていたF-15やF-2戦闘機の機上整備士を思い描いていたという。「輸送機を担当することになったとき、最初はちょっと戸惑いました。でも、考えてみると戦闘機も輸送機も同じ飛行機。それに触れることができるだけでもメリットは大きい」。機体を点検している2人の姿は、自身が搭乗する航空機を前に、緊張感の中にも喜びが溢れている。

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