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「ひと足先に選ぶ次世代のMVE」株式会社カヤック|大塚雅和

エンジニアリングの世界で、業界の常識をくつがえす若き挑戦者たちを紹介!


同じモノづくりをするなら夢中になれるところで挑戦

大塚は1977年に香港で生まれ、アメリカ・ロサンゼルスで9歳までを過ごした経歴を持つ。大学時代から現在まで、まとまった休みを取っては世界中あちこちを訪ね歩くのが好きだという。
 

「言葉に困らないという理由もありますが、単純に自分の知らない土地へ行ってみたいという興味だけ。生い立ちも影響してはいるのでしょうが、どこかで『完全に非日常の世界を味わいたい』という気持ちがあるんだと思いますね」
 

中学、高校時代には数学が得意でメカ好き。自身ではまったく意識することなく、ごく自然に理系の科目を選ぶ方向へと進んでいたと当時を振り返る。

「文系か理系かという選択を迫られると言いますが、自分では“選ぶ”という意識は全くなかったですね。ただ好きな分野、得意な科目に取り組んでいるうちに進路が決まったという感じです」
 

慶應義塾大学理工学部に進学。研究室ではラジコンカーの屋根の部分に小型カメラを取り付け、センサーで障害物などを感知して自動的によけるよう制御する研究に取り組んだ。これが、大手電機メーカーでのカーナビ開発というキャリアへとつながる。
 

「2001年4月の入社から2006年10月に退職するまで、ずっと設計開発部門に在籍していました。メインで担当したのは制御の部分で、GPSとセンサーとで読み取ったデータをリアルタイムOSや組込みの技術を使って、迅速かつ正確に車の位置を算出するための技術開発。今の仕事とは全く関係ないですが、複数の要素技術をうまく組み合わせていく発想やノウハウを身に付けられたと思います」
 

日本を代表する大手企業で、主力製品の一つであるカーナビの設計開発を手掛けるエンジニア。誰もがうらやむようなポジションにいながら、大塚は自身が目指すべき方向について違和感を抱いていた。
 

「仕事は仕事としてしっかり取り組んでいましたが、プライベートな時間を使ってWebサイトや携帯サイト向けに面白いサービスを提供できないか考え始めた。気が付くと、自分の専門分野ではないネットビジネスについての情報ばかり追っていて、普段から自然に情報収集していたんです」
 

ユーザーに近い場所でモノづくりを
 

やがて自身でもPC向け、携帯電話向け両方のサイトを立ち上げ、運営を始める。大塚が着目したのは地図上にユーザーの位置をリアルタイムで表示し、目的地までのルートや飲食店などの周辺情報が検索できるようなサービスの提供だ。それもサイトを運営する側が一方的に情報提供するのではなく、ユーザーが参加する“口コミ”のような方法を考えていたと話す。
 

「同じモノづくりを手掛けるなら、ネットビジネスの方がユーザーに近い。ユーザーの声をリアルタイムで感じながら進化させていけると思ったんですね。それがカーナビの場合だと製品を使うユーザーに届くまでに卸売会社や販売店が入って、なかなかフィードバックが届かない。ネットビジネスの世界で何かを作りたいという思いが強くなったんです」
 

ユーザーとクリエーターやエンジニアが自由に参加し、交流できるような“場”を作りたい??。それを実現できる選択肢の一つがカヤックだと確信するまでに時間はかからなかった。HPを一見すれば分かるが、カヤックの情報開示は徹底している。すべてのビジネスからスタッフ全員の紹介、オフィスの見学も自由というオープンな姿勢が多くの人を引きつける。2006年夏、予約をしてオフィス見学に訪れた大塚は自身が思い描くビジネスプランを説明し、それまでに積んできた実績、スキルについて話した。その熱意とこれまでの経験が買われ、11月に入社を果たす。大手電機メーカーのエンジニアからベンチャー企業のへの転身。当然、両親や友人からは猛反対された。だが大塚は、やりたいことを仕事にしなければ絶対に後悔する、と転職に踏み切った。
 

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