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エンジニアの理想のオフィス探訪 第5回「ピーエスシー」
人と人の快適なコミュニケーションの形=カフェ!? というユニークなコンセプトに基づいてデザインされた、株式会社ピーエスシーの『@cafe』にエンジニアLive編集部がお邪魔しました。

「ワンストップサービスが『最適化』の扉を開く」を標榜して、設立以来、13年連続で売上アップを達成し、急成長を続ける株式会社ピーエスシー。
「ピーエスシー本社ビルのカフェスペースがユニークですごいらしいよ」
との情報を得たエンジニアLive編集部は、さっそくそのカフェスペースにお邪魔してきました。
エントランスは「宇宙船(=最先端のIT技術)」をイメージ
ピーエスシー本社ビルの2階でエレベータを降りるとそこは……。
ちなみに写真には収められませんでしたが、写真左の丸い穴をのぞくと、「2001年宇宙の旅」の映像が流れています。
近未来(っぽい)!でもテレビはレトロ。オロオロと戸惑っていると……。
「ようこそ、お待ちしておりました」
出迎えてくれたのは、人事部の金子千秋さん(右)、
ブランディング室の竹内美穂さん(左)だ
「このエントランスは、弊社がITという時代の先端を扱う会社だというコンセプトに基づいて、宇宙船をイメージして設計されました」(金子さん)
たしかにインパクトあるエントランスですね。。。ちなみにこのテレビ、海外メーカーの、かなり古い型。オブジェとしてここに飾るために探したってことなんでしょうね。すでにこういうところからも、ピーエスシーのこだわりが伺えます。
「これから中に入っていただければわかりますが、エントランスとこの扉の向こうは、意図的にまったく違う雰囲気を演出しています」(竹内さん)
……そうなんですか。この流れだと、扉の向こうはスタートレックの宇宙船みたいな内装が続くのかな、と邪推してしまうのですが……。
そんなわけでさっそく、このエントランスの向こう側に案内していただきました!
人と人とがリラックスしてコミュニケーションを深める事ができる場所、それは『@cafe』
エントランスのドアを抜けると、そこは雪国……じゃなくて、広い広い瀟洒なカフェスペースでした!
どこからどうみてもカフェ。写真左の、布で張られたスクリーンには環境映像が投影されてます
株式会社ピーエスシー
人事部長
菅野純一氏
「見てのとおり、この『@cafe』はカフェをイメージしてデザインされています」
とは、株式会社ピーエスシーの人事部長、菅野純一氏。
「もともとは社長(鈴木正之氏)のアイデアなんです。人と人がもっともリラックスして、本音で話せる雰囲気・場所は……と考えた結果、それはカフェやバーのような雰囲気じゃないかとの結論に至ったわけです」
なるほど。
ちなみに普段からこの『@cafe』は、どういう目的で使われているんですか?
「当社を訪問していただいたお客様の応接に使うのはもちろんのこと、社員同士でのミーティングにも使います。昼休みに、お弁当をここで食べるという使い方もよくしますね。特に目的に制限があるわけではなく、多目的に使いたいように使っています。プロジェクトの打ち上げで社員が集い、このスペースで祝うこともあるんですよ。みんなでビールなどお酒を飲んで、本物のバーさながらの使い方もしています」
打ち上げまでこのスペースでやっているんですか!!
「当社のメンバーのなかには、お客様のオフィスに常駐の形態で勤務している社員もいて、社員同士が顔を合わせる機会が限られているという事情もあるんですよ。コミュニケーションを重視する当社では、本社で顔を合わせるときにはリラックスしてコミュニケーションをとってもらいたい、という意向がこの内装には込められているんです」
会社の経営理念を反映した内装へのこだわり
ピーエスシーの姿勢は、このカフェの内装の細部にまで及ぶという。
たとえばこの、カウンターテーブル。
無料で使えるインターネット接続済みPC端末のほか、パートナー認定を受けた企業様からの認定証がズラリと並びます。古風なタイプライターがアクセント。
脚の装飾溶接は特別にオーダーしたものだそうです
「いちばんこだわったのはどこだと思いますか?」
え、このカウンターテーブルでですか?えーと、じゃあ、、、テーブル(←ベタすぎ)。
「実は、脚の部分の溶接なんですよ」
嘘っ!? よりによってどうしてまたそんな。
「我々はITワンストップサービスを事業とする会社ですが、大事なのはこういう細部だろう、と。それで、細かいところにも手を抜かない。見えにくい所でも手を抜かず品質にこだわる、という姿勢をあらわしているんです」
……凝ってますねー。(ため息)
「同時に他の部分で利用している材料は決して高価なものでなくてもタフ(長持ちをする)な材料を活用しています」
そうなんですか! でもこの天井、一見するとすご~く高そうな素材……に見えなくもないです。そこがまたなんていうか、味なんだろうなぁ。
有効活用でタフな素材――だそうです
クレド(信条)カードで経営理念を全社員間で共有、評価基準にも採用
『@cafe』の内装ひとつとっても、非常にコンセプチュアルな印象を受けるんですが、経営理念や評価制度にもコンセプトをしっかり構築しているのでしょうか?
「おっしゃるとおりです。当社では経営理念をプリントしたクレドカードを常時、携帯するようにしています。この経営理念は当社の評価基準となるコンピテンシーを形成しており、この経営理念を追求するため、どのような働き方を積極的にしてきたのかで評価が決まります」
これがピーエスシーの経営理念。『@cafe』の柱にも掲げられています。
なるほど、ただ単に実力があるとか、数値上の業績が良いというだけではなく、この経営理念を体現することが、ピーエスシーの社員として高く評価される要件なんですね。
新卒採用セミナー時に配布された、
漫画仕立てのパンフレット。
ちなみに社風というか、どんな働き方が推奨される・実現できる会社なんでしょうか?
「規模こそある程度大きくなりましたが、ベンチャー気質が強く、大胆な提案であっても周囲を説得できたら実行に移しやすい会社だと思います」
といって菅野さんが手渡してくれたのは、新卒採用向けのパンフレット。でも、これって、、、漫画?
「新卒の学生さんに、抵抗なく当社の魅力をわかってもらうにはどうすればいいんだろう? とわれわれ人事部の社員で考えて、社長を説得して実現させた企画です」
ほ、本格的。ちなみに漫画の内容や作画担当の漫画家さんのコンペも入念に行っているそうです。
たしかに、アイデアとして、「漫画で会社案内があったら面白いよね」と言う会社はあるかもしれないけど、ほんとにつくっちゃう会社ってのは、珍しいかも。
大胆な提案が受け入れられて実現した例ですね、たしかに。
「ほか、当社にはメディア事業部という部署がありますが、中途採用の社員が手を挙げて新しくモバイル事業の部署を立ち上げたという事例もあります」
中途採用の人材の提案で部署ひとつつくってしまう、とはこれまた大胆な。。。
「通常であれば二の足を踏むような提案についても、その提案の中身がしっかりしていれば、実現しやすい土壌があるといえますね。新卒入社か中途入社かといった区分、年齢の上下や社歴、性別を問わず、会社にとってメリットを提供でき、職務を全うできる人材にはそれにふさわしい役職などのポジション、裁量が与えられます」
なるほど。
『@cafe』もなんとなくお洒落なだけじゃなくて、ちゃんとそれに沿ったコンセプトがありました。それと同様、社員の業績や提案についても、なんとなく大胆とか、なんとなく斬新というだけではなくて、ちゃんとしたコンセプトや事業としての合理性があればこそなんですね。
今日はどうも、お邪魔しました!!
=取材協力=
株式会社ピーエスシー






