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破天荒エンジニアキャリアのススメ 第4回「ブンタの凸凹キャリアヒストリー(ジャケ買い編)」

第四回目を飾るのは、ブンタのリアル転職体験談!!遂にキャリアの一歩目を歩き始めたブンタが遭遇した「ジャケ買い」とは!?

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ブンタ、ジャケット買いされるの図

  いやぁ早いもので4回目です^^ここまで自己紹介と対談をしてきましたけど、文章にすることで自分の仕事に対する思想がよりクリアに見えてきた気がします。
今まで文章を書く習慣が殆どなかったので新鮮ですw

さて、今回はより具体的に転職に役立つ僕なりのノウハウを書いてみようと思います。

転職サイトの“SQL自動判別処理”に負けたくないから“テレアポ”で応募

 中卒の学歴で東京に出てきて、うらぶれたアルバイト生活に埋没していた自分がIT技術者として職を得るうえで、大きなハードルとなったのが転職サイトでの応募における「SQL自動判別処理」でした。

転職サイトには応募者が応募(エントリー)をする為に入力フォームがあって、学歴とか志望動機とか取得資格とか社歴を入力していきますね。一通一通、手書きで履歴書を書いて郵送していた時代に比べると、応募者にとっても募集を行う企業側にとってもはるかに便利なんですが、僕のような低学歴の応募者からすると……ものすごい脅威なんです。 

というのもWeb経由で応募した場合、SQL(もちろんデータベースで使うStructured Query Languageのことです)の条件指定で企業側は、機械的に「合格」「不合格」を篩(ふるい)にかけている事が多いんですね。もちろん応募者の側からは、企業がどんなSQL判定を設定しているかは把握できないわけですが。

SQLでたとえば「応募者の学歴が大学卒業以上」「IT業界での経験○年以上」などと設定されていた場合、その条件に満たないデータを入力した応募者はそれだけで「不合格」側に篩い落とされてしまうんです。つまり、いくら熱意があっても、学歴に依存しない実力があっても、門前払いを食らってしまうわけです。

そして、技術者の、それも正社員募集がメインの転職サイトに広告を掲載するような企業の場合、ほとんどが「高校卒業以上」を要件に入れているであろうことは想像に難くありません(もちろん、全企業が絶対にそうしていると調べたわけではないのですが)。

ようするに自分の場合、Webから応募するというルートを辿っている限り、永遠に人事担当者の目に触れる機会を得られないと考えたわけです。

そこで、とにかく企業の人事部に直接、電話をかけて担当者の方と話し(それでも企業によっては取り次いでさえくれないことも多くありました)、面接のアポイントを取って会ってもらうように工夫しました。

意外に有効なテレアポ応募。そこで見えてきた、転職市場の意外な実状

 テレアポ攻撃で転職活動をして得た感想を一言で言うなら、「意外と有効なんだな」でした。

電話で事前のアポイントを取ろうとしても(たぶん僕の学歴が中卒で経験が浅いので)断られた企業には、アポなしでその会社の受付に、
「中途採用担当の○○様はいらっしゃいますか? 事前にお約束しようと思ってもうまくご都合が伺えなかったので、直接参りました。これから15分だけ! お時間いただけないでしょうか」
と、まるで飛び込みの営業パーソンのように“おしかけた”ケースも一度や二度ではありません。

すると、「そこまでしてウチに入りたい若造ってのはどんな奴なんだ?」と興味を持ってくれたのか、6割くらいの確率で人事担当者の方が出迎えて話を聞いてくれたりしたんです。
(もちろん、『ウチの採用基準はこれこれで君は適合しないから、悪いけどあきらめてくれ』と説得するために出てこられるケースもありましたw)
あ、ちなみにその強引なアプローチも、度を超えて失礼なほどになっては「ただの迷惑な奴」で終わるので注意が必要ですw。

会ってもらう事が出来た時にはこのチャンスを活かして次に繋げようと思い、そのまま面接にならなくてもいいので出来る事なら
「現場で一緒に働く(予定の)人と会話する機会を設けてほしい」
というお願いをしました。(結構、聞き入れてくれる事が多いです^^)

そうやって現場の技術者の方とざっくばらんにお話する機会を設けてもらい、会話の端々からどんな人材に何が求められているかのアタリをつけたり、仕事内容や社内の実状を感じ取っていったわけです。現場のリアルな声を拾い続けることで、漠然とした憧れや予想を、良い意味で具体的にイメージすることができるようになりました^^
(ある意味では殆どソーシャルハックに近い状態だと思いますがw)

この破天荒な転職活動のおかげで僕は、求人広告に掲載された学歴や職歴、応募条件というのは、あくまで目安でしかないんだなと実感しました。
応募条件を完全に鵜呑みにして、自分が合致しないからとあきらめてしまっては、折角のチャンスを逃してしまうかもしれません。
これは応募する側だけではなくて、募集する側にも言える事だと思います。あまりにもふさわしくない人が大量に応募してくると対応しきれないからと、最大公約数的に応募条件を記載しているだけのことも多々あるみたいなんです。
(エンジニアLive編集部の方に聞くと、えてしてそういうものだとのお墨付きもいただけました)

その後選考を実施してもらえることになり、会話の機会を頂いた時に聞いた「求められる人材像」にどれだけ自分が適しているのか? もし、違っていたならどうやって近づいて行くのか? どれだけ会社に報いることができるかを熱意をもって伝える事に専念しました。
(ここまで来れば”採用”の文字が頭の中でチラついてきますがw、内定をもらうまでは浮かれる気持ちを抑えて地に足のついた対応をして正式な採用まで漕ぎ着けましょう^^)

次のページでは、いよいよ僕が初めて東京で内定を獲得したエピソードをお話します!

筆者プロフィール

井手文太

昭和56年8月22日 鳥取県生まれ。
境港市立第一中学校卒業後、地元の自動車整備工場に就職。社内システムの構築を任されたことを機にシステムエンジニアの道へ。
上京後、いくつかのアルバイトを経て大手IT企業に体当たりでアピールし、内定を獲得。以後、いくつかの企業を経て現在は独立。1人SIerとして主に金融機関のシステム基盤開発に従事している。

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